第45回 京都牝馬ステークス(G3) 平日見解 [競馬]

伏兵に要注意!?過去10年間の結果を単勝オッズ別に分類してみると、単勝「10倍台」の馬がその評価に反発するかのような好成績。伏兵馬の好走が多く、今年も注意が必要だろう。一方、単勝「10倍未満」の馬もまずまずの成績を残しているが、上位人気馬は期待に応えるほどの数値を残せていない。
馬番別の成績は!?京都牝馬Sの成績を馬番別に調べたのが〔表2〕。優勝馬数で見ると、「3~6番」の馬が計7頭と、圧倒的な好成績。続いて連対馬数で見てみると、「11~14番」の馬が2勝、2着7回で計9頭と優秀な成績を残している。その中でも「11~12番」の馬は、連対率31.6%、3着内率47.4%でトップの数値をマークしているのは、注目に値するだろう。
前走1番人気馬が好成績!京都牝馬Sでは、前走で単勝「1番人気」だった馬が好成績。さらに「前走が1600万下クラス以上で単勝1番人気」だった馬は、〔4・1・3・2〕の成績で、3着内率80.0%という優秀な数値を残している。今年もこれに該当する馬が出走してくれば、注目する価値は十分あるだろう。
近走オープンクラスで連対した馬に注目!京都牝馬Sの連対馬の戦歴をチェックしてみると、「5走前までに、重賞またはオープン特別で連対実績があった馬」が活躍しているケースが多いことがわかった。昨年も前走が「愛知杯2着」だったチェレブリタが、単勝6番人気ながら勝利。今年もそういった戦績を持つ馬が出走していないか、いまいちど確認してみることをおすすめしたい。
注目したいのはこのレースがラストランになる可能性が高いザレマ。素質の高さは誰もが認めるところですが、未だに重賞1勝というのは信じられないですね。是非とも有終の美を飾って欲しいものです。
【解説】力発揮しやすい。差し追い込み決まる
スタート地点は向正面の2コーナーのポケット。芝1600m(内回り)のスタートより若干3コーナー寄りに位置する。3コーナーまでは一直線で距離は約700m(Aコース)もある。そして向正面半ばから徐々に坂を上り、4コーナーにかけて下るというレイアウト。内回りより勾配はキツく、高低差は4.3m(内回りは3.1m)になる。最後の直線は平坦コースで、Aコース時が404m、B、C、Dコース時が399m。スタート後は3コーナーまで長い直線を駆けるが、ジョッキーは勾配のキツさ、直線の長さを考慮して前半はセーブ気味。そのため上がり勝負になることが多い。勝負どころは直線入り口、内回りとの合流地点。ここで馬群がバラけるので、騎手のコース取りが重要になる。
基本的に先行有利だが、中団以降に待機する馬もタイトにコーナーを回れば、直線で急浮上というシーンも多い。クラスが上がると、差し、追い込み馬の活躍が多くなり、重賞での逃げ切りは困難。上がり最速で勝利する馬も多く、ゴール手前で一転二転することがある。
では注目馬の京都芝1600m外の種牡馬成績を見てみましょう。注目馬はヒカルアマランサス、ブラボーデイジー、レインダンスの3頭
今年初の古馬牝馬の重賞。1番人気は(2,0,2,6)に対し、2番人気は(2,2,2,6)5番人気前後の中穴決着が多い。ザレマは去年の3着馬。牝馬限定のマイル重賞に限れば複勝率100%、このレースは3回目となるが、過去2回はいずれも54キロで2着、3着。今回は2キロ増の56キロ。馬体の大きさ(540キロ)からいえば問題ないが、若干分が悪いかもしれない。 レインダンスは去年の2着馬。前走の金杯では53キロながら3着と健闘。斤量は去年同様の54キロ。牡馬相手から牝馬限定になるだけに相手関係が楽になるだけにここはチャンス。チェレブリタは去年の覇者。ココを勝って以降、全く勝ち星に恵まれなかったが、京都マイルは持ち味を出せるベストの舞台。見直せないこともない。ヒカルアマサンラスは準オープンクラスの身でありながら、格上挑戦の愛知杯で52キロながらも勝ち馬と0,1秒差の4着と力のあるところを見せた。今回も斤量そのままでのマイル戦。出来の良さが目に付くだけに軽視はしづらい。
今走A組人気馬(1~3人気) 6-6-6-27
複勝率40.0% 複勝回収率67円 単勝回収率38円 勝率13.3%
今走B組人気馬(4~6人気) 8-3-4-30 複勝率33.3% 複勝回収率102円
単勝回収率161円 勝率17.8% 昨年と同じことを言います。
このレースは、A組人気がとてつもなく弱いレース!!
使用馬15分の13頭逆に、前走距離が上記以外の距離使用馬
15分の2頭少数派の15分の2頭の内訳99年4人1着マルカコマチ(前走1000万下平場1人1着、芝1400M使用、人気節目割り)95年1人1着システィーナ(前走中山ダ1800MOP特別1人4着馬)なんと、少数派の非根幹距離使用(または1200M以下使用)の馬は、前走1人気じゃないと、勝ったことがないのです。このマルカコマチとシスティーナは、ローテ的にかなり特殊な部類ですね。1000万を勝ったばかりの格上挑戦馬と、ダート戦使用馬ですから・・・。今年の15分の13多数派 エリモファイナル クラウンプリンセス
サンレイジャスパー ピエナビーナス ヒカルアマランサス ブラボーデイジー
プリマフォルツァ プロヴィナージュ マイネレーツェル ラフレッシュブルー
レインダンス レジネッタ
今年の15分の2少数派
カレイジャスミン ザレマ ショウナンラノビア スペルバインド
ベストロケーション マイティースルー ワンカラット キティ(前走ダ1人1着、条件戦後で例外の可能性) チェレブリタ。昨年の1人3着馬ザレマは、昨年以上に今年は勝てる確率が低いです。昨年の6人1着馬チェレブリタも、前走地方ダ1800M後で、昨年以上に、今年は勝てる確率は低いです。なんだか今年も、単勝波乱が怒るような気がします・・・。
13-0-0-0のうち、前走OP以上戦組 13分の10頭
前走牝馬限定戦なら7着以内の4~6歳馬が7頭。
前走牡馬混合戦なら大敗でも可。10頭共通しているのは今走6番人気以内の6歳以下だという点です。
今年の、年齢が7歳以上馬 サンレイジャスパー エリモファイナル
今年の牝馬限定戦で8着以下 ピエナビーナス エリモファイナル(重複)
残りそうな13分の10頭の馬 レジネッタ レインダンス クラウンプリンセス
ブラボーデイジー(前走出走取消) ヒカルアマランサス マイネレーツェル
ヒカルアマランサスは、4番人気以下なら、1600M以下戦限定で生涯初の人気節目割り(生涯連対節目)が取れます。マイネレーツェルは血統的な適性材料が弱いかも。
ブラボーデイジーは良くわかりません。今後の材料次第。
レインダンスは昨年の2着馬で、前走牡牝混合京都金杯3着歴を持ってて今回もB組人気までなら、アズマサンダースとよく似たパターンですね。レジネッタは、同距離過程で牡牝混合戦を使った後なので、同父のプロヴィナージュよりはいいと思います。
クラウンプリンセスは人気薄での血統材料がいいスペシャルウィーク産駒です。ただし人気だとこの父はあてになりません。C組人気が勝つほうの、パターンであろうか!?
以上、穴っぽさがプンプンする日曜日!荒れてくれることを期待します。
我輩は今のところ穴馬候補としてワンカラット、レジネッタ、マイネ、サンレイの追込み軍団の3着なだれ込みに注目しています!



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あつし

おおっ すごく読み応えありました。
実は今日、ひっさしぶりに入金しちゃいました。^^
JRA口座に・・・。さてどうなることやら ?!
by あつし (2010-01-29 23:02) 

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